キス好きの投げキッス!
主に島根県東部(境水道、島根半島から大田方面まで)のキスの投げ釣りに特化した釣行記です。たまに自転車も…。
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2022-12-06 |
カテゴリ:K-POP
韓国最大の音楽サブスクリプションサービス「MelOn」。そのTOP100チャート1位になるということは、必然的に韓国で一番聞かれている音楽と言うことになる。現在、そのチャートの上位を第4世代ガールズグループが占める中、シンガーソングライターであるユンナの「事象の地平線」が奇跡的な逆走の末、11月7日0時にチャート1位まで上り詰めた。約1か月経った現在も1位の座を守り続け、「LE SSERAFIM」にとって初となるMelOnチャート1位奪取への大きな壁となっている。
「事象の地平線」は、ユンナの6thフルリパッケージアルバム「ENDTHEORY : Final Edition」のタイトル曲だ。 ただし、今年3月に発表した当時は全く注目されることもなく、音源チャートで100位以内にランクインすることも無かったのである。
YOUNHA/『事象の地平線』 MV
しかしながら、数か月後にSNSで大学祭のライブ映像が拡散されると、徐々に口コミで広がり、10月4日のMelOn「トップ100チャート」98位に初登場、以後、そのまま上昇曲線を描いて結局1位に上がる奇跡を起こす。「事象の地平線/Event Horizon」とは、物理学における相対性理論に基づいた概念の一。光や電磁波などの観測によって情報を知りうる領域とそうでない領域の境界のこと。その境界を越えると情報の伝達も出来なくなることから、それを別れに例えた曲である。ブラックホールと光の境である「事象の地平線」は外側と内側が決して会うことはで出来なくても、お互いを「認識」することは出来る。良かった日のさよならと新しい始まりの応援を込めた曲でもあり、ユンナ自身が作詞・作曲に参加している。
YOUNHA “Event Horizon/사건의 지평선”【日本語訳/カナルビ】
今年5月から韓国のChannel Aで放送された日韓男女サバイバルオーディション番組『青春スター』に、審査員兼トレーナーとして出演していたユンナ。日本でもABEMAで同時放送されていたので、あの“ミーハーな女の人”として認識されている人もいると思うが、小生にとっては日本で活動していた“ユンナ”のイメージの方が強い。
日韓男女グローバルオーディション『青春スター』
小学生の時に日本のドラマに興味を持ったユンナは、その後、独学で日本語を勉強し、高校生になる頃には、ほぼネイティブレベルとなる。その頃に聴き始めた宇多田ヒカルやMISIAによって、ドラマだけでなく日本の音楽にも興味を持ち始める。ピアノを弾きながら歌うことの楽しさや喜びを知り、歌手を夢見るようになったユンナは「いつか日本でも歌ってみたい」という子供の頃からの夢をかなえ、2004年10月、16才で日本デビューを果たすのである。2006年7月、そんな日本での活躍が韓国の公共放送KBSのドキュメンタリー番組「人間劇場」で放送され、話題となり、同年11月、デジタルシングル『Audition (Time2Rock)』で韓国においても歌手デビュー。活動の中心を韓国へ移すと同時に、日本のメディアへの露出の機会は減ることになる。
YOUNHA/『ほうき星』(テレビ東京アニメ「BLEACH」エンディングテーマ)
幼い頃からJ-POPを聴き日本で活動していたユンナの生み出す音楽が、どこかJ-POPつぽく感じられるのは必然なのかもしれない。特に彼女が書く歌詞は、ストレートな表現の多い韓国とは異なり、アナロジーで日本的に感じる。
ただ、これが単純に“日本っぽい”だけなら問題は無いのだが、特定の楽曲に似ているとなれば別問題だ。現在、韓国では「事象の地平線」が日本の4人組ピアノポップバンドOfficial髭男dismの「Pretender」に似ていると論争?となっているのだ。
Official髭男dism / Pretender[Official Video]
このことは、小生も初見で感じていたことではある。しかしながら、よく聴き込めば
メロディーやコード進行は全く別物でオリジナルだと解かる。それっぽく聴こえるのはアレンジが似ているからであって、特にギターのアルペジオで始まる曲の展開と構成は酷似している。多分、2019年の最大のヒット曲で韓国でも人気のある「Pretender」をJ-POPに精通しているユンナが知らないはずが無いので、確実に意識して制作した楽曲だとは思う。ただ「Pretender」も、ザ・フー『Won't Get Fooled Again』のイントロのシンセサイザーのフレーズをギターに取り入れており、完全なオリジナルでは無く、髭ダンの専売特許というわけでも無い。
よって短歌で言うところの「本歌取り」、或いはパスティーシュの一種とも言え、個人的には全く問題ないレベルだと思う。心配なのは、未だに根強い嫌日の人達がいる韓国で、J-POPのコピーというレッテルを貼られユンナの曲が聴かれなくなることだ。
「事象の地平線」は、ユンナの6thフルリパッケージアルバム「ENDTHEORY : Final Edition」のタイトル曲だ。 ただし、今年3月に発表した当時は全く注目されることもなく、音源チャートで100位以内にランクインすることも無かったのである。
YOUNHA/『事象の地平線』 MV
しかしながら、数か月後にSNSで大学祭のライブ映像が拡散されると、徐々に口コミで広がり、10月4日のMelOn「トップ100チャート」98位に初登場、以後、そのまま上昇曲線を描いて結局1位に上がる奇跡を起こす。「事象の地平線/Event Horizon」とは、物理学における相対性理論に基づいた概念の一。光や電磁波などの観測によって情報を知りうる領域とそうでない領域の境界のこと。その境界を越えると情報の伝達も出来なくなることから、それを別れに例えた曲である。ブラックホールと光の境である「事象の地平線」は外側と内側が決して会うことはで出来なくても、お互いを「認識」することは出来る。良かった日のさよならと新しい始まりの応援を込めた曲でもあり、ユンナ自身が作詞・作曲に参加している。
YOUNHA “Event Horizon/사건의 지평선”【日本語訳/カナルビ】
今年5月から韓国のChannel Aで放送された日韓男女サバイバルオーディション番組『青春スター』に、審査員兼トレーナーとして出演していたユンナ。日本でもABEMAで同時放送されていたので、あの“ミーハーな女の人”として認識されている人もいると思うが、小生にとっては日本で活動していた“ユンナ”のイメージの方が強い。
日韓男女グローバルオーディション『青春スター』
小学生の時に日本のドラマに興味を持ったユンナは、その後、独学で日本語を勉強し、高校生になる頃には、ほぼネイティブレベルとなる。その頃に聴き始めた宇多田ヒカルやMISIAによって、ドラマだけでなく日本の音楽にも興味を持ち始める。ピアノを弾きながら歌うことの楽しさや喜びを知り、歌手を夢見るようになったユンナは「いつか日本でも歌ってみたい」という子供の頃からの夢をかなえ、2004年10月、16才で日本デビューを果たすのである。2006年7月、そんな日本での活躍が韓国の公共放送KBSのドキュメンタリー番組「人間劇場」で放送され、話題となり、同年11月、デジタルシングル『Audition (Time2Rock)』で韓国においても歌手デビュー。活動の中心を韓国へ移すと同時に、日本のメディアへの露出の機会は減ることになる。
YOUNHA/『ほうき星』(テレビ東京アニメ「BLEACH」エンディングテーマ)
幼い頃からJ-POPを聴き日本で活動していたユンナの生み出す音楽が、どこかJ-POPつぽく感じられるのは必然なのかもしれない。特に彼女が書く歌詞は、ストレートな表現の多い韓国とは異なり、アナロジーで日本的に感じる。
ただ、これが単純に“日本っぽい”だけなら問題は無いのだが、特定の楽曲に似ているとなれば別問題だ。現在、韓国では「事象の地平線」が日本の4人組ピアノポップバンドOfficial髭男dismの「Pretender」に似ていると論争?となっているのだ。
Official髭男dism / Pretender[Official Video]
このことは、小生も初見で感じていたことではある。しかしながら、よく聴き込めば
メロディーやコード進行は全く別物でオリジナルだと解かる。それっぽく聴こえるのはアレンジが似ているからであって、特にギターのアルペジオで始まる曲の展開と構成は酷似している。多分、2019年の最大のヒット曲で韓国でも人気のある「Pretender」をJ-POPに精通しているユンナが知らないはずが無いので、確実に意識して制作した楽曲だとは思う。ただ「Pretender」も、ザ・フー『Won't Get Fooled Again』のイントロのシンセサイザーのフレーズをギターに取り入れており、完全なオリジナルでは無く、髭ダンの専売特許というわけでも無い。
よって短歌で言うところの「本歌取り」、或いはパスティーシュの一種とも言え、個人的には全く問題ないレベルだと思う。心配なのは、未だに根強い嫌日の人達がいる韓国で、J-POPのコピーというレッテルを貼られユンナの曲が聴かれなくなることだ。
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